岡林信康がコロナ禍の中23年ぶりに放つ全曲書下ろしアルバム!

1998年に発表した『風詩』以来、実に23年ぶりとなる全曲書下ろしアルバム。

2020年6月にYouTube上で突如発表されたアルバムタイトル曲でもある「復活の朝」をはじめ、環境破壊、生と死、自身の老い、平凡な日常のありがたさ、画一化する社会やシステム、体制への痛烈な皮肉など、今の時代の空気に切り込んだ岡林信康らしいメッセージ・ソング集。アルバムのラストは1stアルバム『わたしを断罪せよ』(1969年発表)のラストを飾った「友よ」の続編ともいえる「友よ、この旅を」で締めくくられる。

アルバムのライナーノーツは2020年11月に京都で劇的再会を果たした盟友・松本隆氏が担当。

コンサート活動が全面休止に追い込まれたコロナ禍の中でしか生れ得なかった、74歳の等身大の岡林信康の姿が浮かび上がる全9曲。


2021年3月3日発売 岡林信康『復活の朝』
フォーマット:CD 品番:ONL15 /  ¥3,000+税 / バーコード:4988044062238

1.復活の朝
2.蟬しぐれ今は消え
3.コロナで会えなくなってから
4.恋と愛のセレナーデ
5.お坊ちゃまブルース
6.アドルフ
7.BAD JOKE
8.冬色の調べ
9.友よ、この旅を

-ミュージシャン-
岡林信康:ボーカル、アコースティックギター
加藤 実:ピアノ、オルガン、アコーディオン、アコースティック・ギター、
エレクトリック・ギター、シンセサイザー・プログラミング

2020年コロナ禍ですべての仕事がキャンセルとなった中、岡林さんから曲が出来たからピアノを重ねて欲しい、と3曲弾き語りのCDが送られてきました。勿論二つ返事で喜んで!と作業に取り掛かり音源を仕上げて送り返し「気に入ったよ!」と電話をもらい、ホッとしつつ喜んでいました。
その後、また2曲、3曲と新曲が届き、とうとうCDにする、との話に!
今回のレコーディングは、対面をせずに音源のやり取りだけでアルバムを制作するという、コロナ禍ならではのやり方で、自分にとっても初めての試みでした。『なるべくシンプルにして岡林信康ワールドを壊さない』ことを心がけて音を紡いでいきました。デモ音源をデジタルピアノで作った後にアコースティックピアノに差し替えるのですが、デジタルピアノは岡林さんの世界に溶け込まないんです。アコースティックに差し替えると落ち着くんですよね。デジタルは岡林さんの詩、曲、声、の持っている力に負けてしまうんでしょうか。
そんな岡林さんの風景の片隅に参加できた事、とても光栄に思います。
(加藤 実)

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